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意外と知らない内申書(調査書)の話。知れば知るほど安心するかも。

2022.02.03

「こんなことしたら内申書に響くかもしれない」
中学生なら一度ならず、そう心配したことがあるはず。
「内申書が悪くて落ちた人がいるらしい」
なんてことも、まことしやかに話題にされたりします。

内申書は正式には「調査書」といいます。ですからここからは「調査書」として話を進めていきます。
謎に包まれた調査書ですが実は、全て栃木県教育委員会のホームページで公開されています。そこにはどのような書類)にどのように記入するか。記入の基準なども記されています)。中学校の先生も公開されている基準に従って、書類を作っています。学校の先生にのみ示される「裏基準」は存在しません。特別活動の記録などの記入方法は別途、生徒指導要領の記入方法に従うように指示されている場合もあります。

調査書

通知表の成績を点数化、部活は入賞・入選を目指そう

1枚の調査書には3年間の成績のほか、中学校生活での行動の記録を評価する欄があります。各教科の成績は通知表の5段階評価を各学年に点数化し、1学年45点満点、3年間で計135点として計算します。総合の時間の評価は、点数ではなく文章で表記します。

活動の記録は学級活動や生徒会活動、部活や課外活動などを評価します。学級活動は委員長、副委員長。生徒会活動は会長、副会長などの役職の他、各種委員会の委員長なども記入されます。体育活動では部活動の県大会、県コンクールの入賞・入選以上の他、新体力テストのAも記入されます。

校外活動の記録も記入することができ、ボランティア活動や音楽教室、英検の場合は3級以上などを記入することができます。

高校によって価値が変わる調査書の点数

調査書は学力検査(筆記試験)の成績とともに入学選抜の参考にされます。調査書の学習の記録の点数は、学力検査の500点満点と同様に135点を500満点に換算して計算します。全教科の合計が102点の人は、500点に換算すると378点(500点÷350点×102点)になります。また、高校によって学力検査と調査書の比重が違います。この比重は県のホームページで公開されています(こちら)。例えば宇都宮高校は学力検査:調査書=9:1でかなり学力検査に比重が置かれています。一方、宇都宮白楊高校は6:4と調査書の重要度が増します。例えば調査書の合計でA君が130点、B君が102と28点の差があった場合、500点に換算すると104点の開きが出ます。2人が宇都宮高校を受験する場合、比重が9:1なので調査書に21点の差が出ることになり、B君がそれを上回るためには学力検査で12点上回る必要があるということになります。一方、同じ2人が宇都宮白楊高校を受験する場合、比重が6:4なので調査書には83点の差が出ることになります。それを覆すためにはB君は学力検査で70点上回らなければ合格することができないということです。
【宇都宮白楊高校を受験した場合】
(※栃木県立高等学校入学者選抜実施細則の表記を基に、参考までに計算した数値です。合否の結果はこの数値のみで全てが決定するものではありません。)

調査書には先生の愛情も

調査書は生徒の悪いところを記入する欄はありません。また、調査書は担任の先生だけで作るわけではなく、校長先生など複数の先生の目でチェックされます。もし、個人的に悪意のある調査書を作ったとしても、よほどの理由がない限り、高校に提出する前に修正されることになります。そもそも中学校には、自分が携わった生徒にはできる限り志望高校に合格してもらいたいという愛情のある先生が大勢います。記入を要求されていない事柄でも「これを書いたら高校で評価されるかもしれない」と、できるだけ生徒の良い行動を記入する努力をする先生もいるようです。

調査書の成績は過去の積み重ねの結果です。日ごろから前向きに授業や学校活動に取り組むことが大切です。また、3年生になってからでも挽回できるので、最後まで気を抜かずに中学校生活を充実させましょう。

 県立高校入試の詳しい情報はこちらです。栃木県>教育・文化>学校教育>入学選考・選抜

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