「こんなことしたら内申書に響くかもしれない」
中学生なら一度ならず、そう心配したことがあるはず。
「内申書が悪くて落ちた人がいるらしい」
なんてことも、まことしやかに話題にされたりします。
内申書は正式には「調査書」といいます。ですからここからは「調査書」として話を進めていきます。
謎に包まれた調査書ですが実は、全て栃木県教育委員会のホームページで公開されています。そこにはどのような書類)にどのように記入するか。記入の基準なども記されています)。中学校の先生も公開されている基準に従って、書類を作っています。学校の先生にのみ示される「裏基準」は存在しません。特別活動の記録などの記入方法は別途、生徒指導要領の記入方法に従うように指示されている場合もあります。
通知表の成績を点数化、部活は入賞・入選を目指そう
1枚の調査書には3年間の成績のほか、中学校生活での行動の記録を評価する欄があります。各教科の成績は通知表の5段階評価を各学年に点数化し、1学年45点満点、3年間で計135点として計算します。総合の時間の評価は、点数ではなく文章で表記します。
活動の記録は学級活動や生徒会活動、部活や課外活動などを評価します。学級活動は委員長、副委員長。生徒会活動は会長、副会長などの役職の他、各種委員会の委員長なども記入されます。体育活動では部活動の県大会、県コンクールの入賞・入選以上の他、新体力テストのAも記入されます。
校外活動の記録も記入することができ、ボランティア活動や音楽教室、英検の場合は3級以上などを記入することができます。
高校によって価値が変わる調査書の点数
調査書は学力検査(筆記試験)の成績とともに入学選抜の参考にされます。調査書の学習の記録の点数は、学力検査の500点満点と同様に135点を500満点に換算して計算します。
それでは具体的に計算してみましょう(特別会員の方はログインして続きをお読みください)。
県立高校入試の詳しい情報はこちらです。栃木県>教育・文化>学校教育>入学選考・選抜